マンホール7話 セリフ全訳+一部補足 - follow JJ♡

まとめ

マンホール7話 セリフ全訳+一部補足

マンホール7話


女子3人 :乾杯~

2012年9月10日
ボン・ピル入隊2日前

スジン  :ところでジョンエ、あんたダルスオッパのどこがそんなに好きなの?
ジョンエ :うーん…

ダルス  :行って、零点射撃のときは目をこうやって…
※零点射撃…標準射撃場で、精密射撃を通して、小銃などの照準点と弾着点が一致するように照尺を調整するための射撃のこと

ジョンエ :無頓着なようでシック(おしゃれ)で、馬鹿そうだけど知的で、
      私にあまり興味がなさそうだけど、あるときは胸がときめくように優しくしてくれて。
      完全に私のタイプよ。
ジンスク :完全に悪い男スタイルね。しっかりしなさい。
ジョンエ :ところであんた達はどんな男が好きなの?
      私がぴったり合う男紹介してあげる。
      スジン、あんたどんな男が好き?
スジン  :私?私は…計算的な男より、一途で優しい男かな?
      何よりスポーツできたらもっと良いし。
ジョンエ :あー。ジンスク、あんたは?
ジンスク :私?うーん、私は…。
      そんなそぶりを見せずに、陰で気にかけてくれる人?
      そして、存在だけでも力になる人。
※생색 안 내고…恩に着せることなく、という意味です。
ジョンエ :オーケイ、分かったわ。
      ところであんたたちの言う人、なんで知ってる人みたいなんだろう?
      間違いなく周りにいそうなんだけど。


~ピルの部屋~
スジン  :ピル、ピル。

スジン  :ピル、ピル!起きて。

ピル   :わ、何だ、何だ?
スジン  :よく寝た?
ピルスジン。
スジン  :早く来て。朝ごはん準備しておいたわ。
ピル   :朝ごはん?
スジン  :うん、あんたが好きな豚肉炒めにチャプチェ、
      全部作ったから早く来てね。分かった?

ピル   :な、何だ?
      あいつなんで突然女房コスプレしてるんだ?
      …待てよ。
      スジンがうちで朝…朝ご飯作ってくれるわけないじゃないか。
      …お?それができるなら…
      も、もしかして俺スジンと結婚したのか?
      …あはっまじで?
      まじかよ?
      おいマンホール、お前がいつも俺の人生をめちゃくちゃにしてたけど
      とうとう大事件起こしてくれたな!
      これまじで信じてもいいのか?
      夢みたいだけど?
      待てよ。そしたら新婚なんじゃないか。
      OK、着替えて行こう。

ピル   :どれだけ俺が待っていた瞬間だろうか。
      完璧な朝ごはん、美しい妻。
      お?まだうさぎみたいな子供はいないようだな?
      ああ、良かった。
      たった一日だけの新婚生活を育児で台無しにはできないだろう。
※ここでのうさぎは、可愛い、愛らしい家族を言うときに使われる表現です
スジン  :来たの?
ピル   :スジン、これお前が全部作ったのか?俺のために?
スジン  :全部じゃないわ
ピル   :さあ、そしたらスジンが作ってくれたご飯食べてみようか。
スジン  :だめよ、手洗ってきて。
ピル   :おい、エビの天ぷら一個だけ。
スジン  :だめ。早く。洗ってから。
ピル   :やだ、スジンが作ってくれたご飯早く食べたいのに?
スジン  :だめだめ、早く早く。
ピル   :スジン~。


~バスルーム~
ピル   :あ~綺麗好きめ。
      …と、父さん!
ピル父  :まだ酔いが覚めてないのか?
ピル   :父さんここで何してるんですか
ピル父  :便器に座っている人を見て何してるのか尋ねられたら、どう答えれるべきなんだ?
ピル   :父さん、ここ…ここは俺たち夫婦の家…
ピル父  :トイレではクソをするか迷惑行為するかひとつにしろ。
※주접을 떨다は意地汚く振舞うとか、身勝手に振舞う、または迷惑な行動をするなどの意味があります。
言葉のままではトイレでクソしたり吐いたり騒いだり全部しないで、一つにしなさい、ですが、
どれか一つにしろ、というよりは、しっかりしなさい、と言ってるみたいな感じです。



~食卓~
ピル母  :ピル、スジンがあんたに食べさせようとこんなにたくさん作ったのよ。
      あらまあ、これこれ、チャプチェ和えたの見て。
      スジンあなたは綺麗で料理まで上手だなんて。
スジン  :味は保証できません。
      早く食べてみて、ピル。
ピル   :スジン、俺たち結婚したんじゃないのか?
スジン  :え?
ピル   :(結婚したんじゃないのかって?)
ピル母  :何言ってるのこの子。
ピル父  :酔いがさめてないみたいだが。
      ひとまず食べよう。
ピル   :あ、ああ!今日俺の誕生日か?
(顔を見合わせる3人)
ピル母  :ああ、ああそう、そうね。
      今日あんたの誕生日をしましょう。誕生日にしなさい。
      スジンが豚肉炒め美味しく作ってくれたの。
      食べてみて、あ、あーん。
ピル   :(つられて)あー。
ピル母  :まあ可愛いわ。
ピル父  :さあ、食べなさい。
      父さんがやる愛のひと包みだ。
ピル   :と、父さん、大丈夫です。
ピル母  :なら母さんが包んであげようか?母さんが?うん?
      あーん。
ピル   :母さん、母さん、大丈夫です。
スジン  :私のも食べて、あーん
ピル父  :あーん
ピル母  :あーん
(3人のあーん攻撃)
ピル   :まじでみんなどうしたんだよ?


ピル   :ああ、父さんと母さんはどうしたんだ?
      それにスジンは結婚もしてないっていうのに突然なんで朝ごはんを作ってくれるんだ?
      ああ、まじでおかしくなりそうだ。これどうなってるんだよ?
      …お?ああ、うちの町こんなに綺麗だったっけ?
      待てよ、ところでなんだこれ、
      感じたことのないこの嫌な気分は何なんだ?

クギル  :ピル。
ピル   :ヒョン。
クギル  :大丈夫か?
ピル   :ヒョン。俺今すごく変なんだ。
      人々も俺が知っていた人たちじゃないみたいだし、町も見慣れない感じがする。
      俺おかしくなったのか?
クギル  :そうだな、現実を否定したいだろうな。
(ピルをハグ)
      しかし本当に時間は早いな。
      もう最後だなんて。
ピル   :ちょっとヒョン。な、何の日だ?最後って。
クギル  :俺の口からどうやってそれを言えるんだよ。
      お前の方がよく分かってるだろ?
ピル   :お、俺ももしかしてタイムリミットなのか?
※시한부…タイムリミット、残った時間が少ないという意味で、重い病気の人が시한부宣告をされた、とか、시한부人生などと言う表現で使います。
クギル  :なんでやたらとそういうこというんだよ?
      悲しくなるじゃないか…。後で会おう。

ピル   :俺また残り少ない人生なのか?
      だからみんなあんなに優しくしてくれるのか?
      あー!クソマンホール!
      おれが今すぐ潰してやる!
スジン  :ちょっとボン・ピル!
      ご飯食べないの?ねえ!

スジン  :ピルは本当に変な子だ。
      目線は私に向かっているのに、心はどこにあるのか分からないし。
      いつも近くにいるのに、遠く感じる。
      だからピルを見ると幸せだけど、しきりに悲しくなる。


7話
俺たちをふさいでいたものは何なんだろう?



~マンホール~
ピル   :はあ…一体これは何なんだよ。
      植物人間が終わったら余命わずかだなんて。
      お前は…お前は俺に何の恨みがあるんだよ!(直訳:どうしてこんなことするんだ)

~回想~
スジン  :私を見失わないで、殺すからね。


ピル   :スジンは自分を忘れるなと言ったのに、全く覚えてないみたいだし。
      おい、何でお前は全部リセットさせて俺がやったことを無駄にするんだよ?
      言ってみろよ。これから俺何すれば良いんだ?
      お前が俺を連れて来たんだからお前が知ってるはずじゃないか。
ジンスク :あんたここで何してんの?
      …何よ。持って。
ピル   :おい、お前はいつ死ぬか分からない友達にこの重いもの持てって言いたいのか?
ジンスク :どのみち今生きてるでしょ。
      ついて来なさい、それ持って。
ピル   :あー俺今こうしてる場合じゃないのに。
ジンスク :早く来て。


ジンスク :ちょっと。鶏鶏ネギネギ鶏鶏だって何回言わせるのよ。やり直し。
ピル   :お前俺が死んでも俺の葬式会場の前で焼き鳥売るつもりだろ?
ジンスク :うん?弔問客がどれくらい来るか見てから。
      ところであんたの葬式に来る人は決まってるんじゃない?
      あんたの人脈は所詮その程度なのに。
ピル   :俺まじで鳥肌が立つよ。
ジンスク :ちょっと、あんた自分の口で間違いなく言ったわよ、
      あんたの人生の最期をフードトラックと一緒に美しく飾りたいって。
      私はあんたの言ったことに賛同してるだけなんだから、
      無駄口叩いてないで焼き鳥刺しなさいよ。血を見たくなければね。
ピル   :俺がこの歳で死ぬのも恨めしいのに、こんな最期を夢みるわけないじゃないか。
      男ボン・ピル、そんな風にくだらない人生を生きたわけじゃない。
ジンスク :こいつまだ酔いが覚めてないの?
      商売始める日からなんで死ぬ話なのよ。
      タイムリミット?
      オーバーも過ぎると病気よ。
ピル   :お前わざと縁切ろうとしてるのか?
      だから俺に冷たくするのか?
ジンスク :100年の人生あっという間だって話したでしょう?
      手紙たくさん書いてあげるって言ったじゃない。
      2年しっかり耐えなさい、ピル。
ピル   :2年とか手紙とか何だよ。
      …?おい、今日何日だ?
ジンスク :11日。なんで?
ピル   :何年?
ジンスク :2012年!まったく。
ピル   :2012年9月11…
      お、おい!
      俺入隊1日前じゃないか!

~回想@ボンボンポップ~
(乾杯)
ジンスク :今日は手伝いご苦労様。
ピル   :おい、スジンはなんで来ないんだ?
ジョンエ :スジンは今日はここに来る気分じゃないと思うけど?
      一人で公募展の写真撮りに行ったのにすっかり雨に濡れて、
      カメラまで壊れちゃったせいで完全に落ち込んでたわ。
      公募展は完全に吹っ飛んじゃったわけ。


ピル   :そうだ。
      スジンは今日一人で公募展の写真撮りに行ってたな。
      この一世一代の告白タイミングを逃して焼き鳥を売っていなきゃならないなんて。

ジンスク :何よその表情は。
      クソできなくてすっごく悔しい表情だけど。

ピル   :俺の入隊前日をあんな風に無意味に送ることはできない。

ピル   :お、おい、俺焼き鳥の匂い嗅ぎすぎたみたいだ。
      急に腸からサインが来たんだけど。
      俺今、今すぐ出そうだ。
ジンスク :ああ汚いわね。
      私の焼き鳥の前で見られないザマ見せてないで
      早く行って来なさい。
ピル   :あ、ああ。
ジンスク :ちょっと、トイレこっちよ、どこ行くの。
ピル   :…あ!この感じじゃ確実につまりそうなんだけど
ジンスク :わあちょっと!
ピル   :家に帰ってしないといけないんじゃないかな?
ジンスク :そうね、早く行ってきなさい、しっかり塞いで。
ピル   :ああああ
ジンスク :しっかり塞いで!トラックもうすぐ来るから早く来なさいよ!

ジンスク :あいつのアホな行動みるのも今日が最後ね。


ピル   :そうだ、これが最後のチャンスだと考えよう。
      入隊を控えた男の切実な気持ちをこめてスジンに告白するんだ。


~ジンスクの焼き鳥屋トラック~
ソクテ  :わあ、ジンスクはすごいな。
      ボンピル焼き鳥でメニュー開発コンテスト1位にもなって。
クギル  :しっかし名前が親しみやすすぎるんじゃないか?
ダルス  :味に勝負かけすぎて命名に失敗したみたいだな。
      ボンピル焼き鳥って何だよ。
ジョンエ :名前は関係ないじゃない。
      1位になって支援受けて、青年創業を叶えたっていうのが大事でしょ。
      あぁ、そんなことなら私も志願すればよかった。
      私だったら、ダルスオッパの名前つけただろうに。
ダルス  :俺の名前にはロイヤリティ(権利の利用料)が高くつくぞ。
クギル  :何がロイヤリティだ。
      ダルスもボン・ピルもださいのは同じだ。
ジョンエ :その中でクギルが一番深刻よ。
スジン  :はーい!
ダルス  :おお、スジン、来たか。
ジンスク :YO~
スジン  :おお~スク、トラックの前にいるとCEOの雰囲気ちょっと出てるわね。
ジンスク :そう?イケてる?
スジン  :ねえ、私が商売スタート記念に写真撮ってあげる。
      ファミリー達、集まって。
ダルス  :集まれ集まれ。
ジンスク :飲食業界の偉人 ユン・ジンスク女史の歴史的な瞬間よ。
      上手く撮ってね。
スジン  :分かった。
ダルス  :みんなサムズアップ。
スジン  :さあ、一回しか撮らないわよ。1、、23。
4人   :いぇーい
ダルス  :スジン、お前も今日一緒に行くだろ?
スジン  :ううん、私は今日行けなさそう。
      公募展が目の前だから写真撮りに行かないと。
      ごめん、スク。
      その代わり、これからバイト必要なときはいつでも電話して。
ジンスク :うん。心配しないで写真しっかり撮ってきて。
スジン  :ごめんね。
ソクテ  :ところでスジン、お前は写真で進路決めたのか?羨ましい。
スジン  :羨ましいって何よ。
      実際写真では就職するところがないのよ。
ジョンエ :だから写真やめてお金しっかり貰える職場に入りなさいよ。
ダルス  :芸術家達の苦悩しなきゃならないこの奥深い作業をそうやってシンプルに定義するのも才能だな。
ジョンエ :でしょ?
クギル  :おいジンスク、ところでなんでピルは見えないんだ?
      一緒に商売するんじゃないのか?
ジンスク :お?そうね。昨日あんなに走ってたけど便器に落ちたのかしら。
(電話に出ないため…)
ジンスク :あいつ私の電話出ないわね。
      ああ全く、このフードトラックを最後にこの社会と綺麗さっぱりグッバイするって言ってた奴が。
      突然気が変わったのね。
      ソクちゃん。
ソクテ  :うん?
ジンスク :あんたが電話してみて。
ソクテ  :俺が電話したところで出ないだろ、あいつは。
      …分かったよ。
(スジンの電話が鳴る)
スジン  :ちょっと待って。
      (電話に出て)ちょっと。あんたどこ?

ピル   :おおスジン。今みんなと一緒にいる?

スジン  :スクのフードトラックの前よ。
      みんなあんたを待ってるのになんで来ないのよ。
ピル   :おいスジン。今日まじで大雨が降るんだ。
      だから写真撮りに行くなよ。
      お前無駄にそこに行って雨に降られてカメラまで故障するんだって。
スジン  :どういうことよ。こんなに晴れてるのに。
      とにかく早く来なさいよ。
      私は今から出発しないといけないから。切るわよ。
ピル   :ああ、ちょっと待って。
      お前写真撮りにどこ行くんだ?
      …ああ、そう、そうか。とりあえず切るぞ。

ジンスク :誰?ピル?
スジン  :うん、でもあいつまだ酔いが覚めてないみたい。
      おかしなことばっかり言ってるわ。
ジンスク :ピルこっちにくるって?
スジン  :そんな話はしてなかったけど、まあ来るでしょ。
      私もう行かないと、ごめん、スク。
ジンスク :良いって。今日だけ(が商売の日)じゃないでしょ。
      行って良い写真たくさん撮って来て。
      力作を残しなさいよ。
スジン  :分かった。
      じゃあね、ごめん!
ダルス  :じゃあな、ファイティン!

ダルス  :おいジンスク、ピル待ってたら遅れる。
      俺たちだけで行こう。
クギル  :そうだな、電話来たらそこに来いって言えばいいだろ。
ジンスク :そうね。行きましょう。
4人   :行こう!
ダルス  :セッティング!


~植物園~
(スジンを待っているピル)
ピル   :スジン!
スジン  :え?
      ちょっと、あんたがが何でここにいるの?
ピル   :お前が写真撮るのにアシスタント役してやろうと思って来たんだ。
スジン  :あんた今日スクのフードトラック手伝うことにしてたんじゃ?
ピル   :そうだったな。
      でも今日焼き鳥焼きながら時間を無駄にすることはできなかったんだ。
スジン  :何の話よ。
      スクはあんたの言葉信じてるのに。
      待ってるわ、早く行って。
ピル   :他の奴らもいるじゃないか。
      それに…俺今日お前に話もあるんだ。
スジン  :話?何?
ピル   :あとでゆっくり話そう。
      今日は時間もあるし。ひとまず入ろう。


ピル   :ここまじで良いな。写真撮るとこも多いし。
スジン  :ところで、あんたさっきご飯も食べないであんな風に出て行くなんて。
      私あんたが軍隊行くからって思い切って盛大に準備してあげたのに。
ピル   :さっきは腹の調子が悪くて。ごめん。
      後で帰ったら一つも残さず全部食べるから。
      スジン、今日は俺を思う存分こき使えよ。
      俺が全部聞いてやるから。
スジン  :何よ?軍隊行く前に分別ついたの?
ピル   :その代わり、公募展入賞したら、少しは俺のおかげなんだから、
      これから軍隊行ったら面会たくさん行ってやらないとだぞ。
スジン  :行ってやらないとって何よ。
ピル   :ああ、こっちの話。
スジン  :あっちすごく綺麗。
      待ってて、私何枚か撮ってくるね。
ピル   :お、おい、スジン。

ピル   :ジンスク、ごめん。
      友情の代わりに愛をとった俺を許せ。

ピル   :スジン、鞄持ってやる。
スジン  :あ、ありがとう。

スジン  :ピル、ちょっと
ピル   :ああ。

スジン  :ピル。
ピル   :うん?
(ピルを撮るスジン)

ピル   :スジン水飲む?

スジン  :撮るよ。1、2、3

(ピルがスジンの方に小鳥を差し出す)
スジン  :びっくりした。

ピル   :やってみる?
スジン  :うわあ、あー!待って!

(二人でセルカ)
ピル   :1、2、3


~ジンスクの焼き鳥屋(ボンピル焼き鳥)~
ジンスク :カリっと焼いて、カリッと。美味しくね。
ソクテ  :うん
ジンスク :いらっしゃいませ。

クギル  :これ、コンテスト1位だからかまじで美味いな。
ダルス  :名前さえ違えばもっと美味しかっただろうな。
ジョンエ :私はジンスクに隠れて食べるからもっと美味しいみたい。
      私達それぞれ4個目でしょ?
ジンスク :立ちなさいよ!
      手伝いに来て食ってばかりいるつもり?
      ここが無料給食屋なの?
      何個食ったのよ?
ダルス  :それじゃ、俺たち焼き鳥で日当貰ったから、そろそろ動こうか?
クギル  :水に入るときオールを漕げっていうし、俺たちがお客さんいっぱい呼んでくるから、お前は焼き鳥いっぱい焼いておけ。
※水に入るときオールを漕ぐ…物事で良いチャンスを得た時に怠らず、熱心にやって、チャンスを逃すな、という意味の慣用句。日本語の“鉄は熱いうちに打て”、みたいな感じです。
ダルス  :それじゃ俺は北東方面へ。
ジョンエ :オッパ、私も一緒に行く。
クギル  :ああ、あいつら。ここに来てもくっつきやがって。
      おい、待てよ!(※直訳:俺も一緒に行く)

ジンスク :全く。呆れちゃうわね。たくさん集めてきなさいよ!


ジンスク :信じられる奴は一人もいないわね。
      ちょっと。こうやって刺すんだって何回言わせるの。
ソクテ  :俺はなんでダメなんだろう?
ジンスク :あんたは読書室でへばってるときが一番輝いてるようね。
      私がやるわ。休みな。水飲んで。
ソクテ  :それなら水なくなったみたいだし水でも汲んでこようか?
ジンスク :重くてあんたは持てないわ。
      休んでて、私が持ってくるから。
ソクテ  :おい、俺だって力あるさ。
ジンスク :手首がこんなに細くて力なんて出せるわけ?
      私が持ってくるわ。
      座って休んで。仕事しないで。
      力使えるのはピル一人なのに。
      あいつはどこ行ったのよ。


~噴水~
ピル   :ああ…
      スジン、お前もコイン投げて願いごとしてみろよ。
スジン  :願い事するの、どこの噴水でもやれば叶うってもんじゃないらしいけど?
ピル   :ダメ元じゃないか。
      この噴水が本当に願いを叶えてくれる噴水かなんて誰も分からないだろ。
      よし。
(ピルが願い事をはじめる)
ピル   :23年間この女が好きなのに、告白できませんでした。
      今日は必ず告白成功させてください。
      もし今日も失敗したら、この噴水に身を投げて世を捨てる(=死ぬ)つもりです。

スジン  :男たちは軍隊に行く前に告白するらしいけど、
      もしかして告白しようとしてるのかな?
(スジンも500ウォンを選んで投げてお祈り)
スジン  :もしピルが今日私に告白するつもりなら、
      今日だけは必ず成功させてください。


~回想(高校生時代)~
ピル   :おいカン・スジン!
      俺、お前!…お前…お前が…
スジン  :何?
ピル   :お前、お前がす…す…
      …ああ!おかしくなりそうだ。

ピル   :おいカン・スジン!
      俺、お前が!
      お前、どこ行くんだよ!おい!

(ピルがスジンの後につく)
スジン  :それで?
      言いたいことは何?
ピル   :ああ、お前、俺お前…
      俺、お前が…俺、お前がす、すす…
      俺お前がす、す、好…
      なんで言葉が出てこないんだ?
ジンスク :バーカ。


ピル   :お前はどんな願いごとしたの?
スジン  :秘密。
      ところで、入隊前日に私と過ごすのもったいなくない?
ピル   :俺は嬉しいけど。なんで、お前はどうなの?
スジン  :まあね。別に良くもないし、悪くもないし。
ピル   :おい、明日から俺に会えないのに、いるときによくしてやれば良かったとか、残念なこととかないのか?
スジン  :そうね、それはよく分からない。
      あんたといると心配とか悩みとかそういうのはなかったのに。
      最近就職の心配のせいですごく辛かったけど、
      今はそんなこと全然考えてなかった。
ピル   :おい、他のことは分からないけど、就職の心配はしなくていい。
スジン  :え?
ピル   :俺、予知能力がちょっとあるじゃないか。
      後にお前はピカピカのスタジオもこしらえて、予約客が多すぎて寝られないくらい忙しくなるから心配するな。
スジン  :聞くだけでも気分がいいわね。
      ところでピル、あんたさっき私に話があるって言わなかった?
ピル   :あ、ああ。それ?
スジン  :言ってみて、何?
ピル   :そうだな。俺もう言うよ。
      これ以上後悔したくないから。
      …スジン。俺さ。
(突然雨が降りだす。)
スジン  :どうしよう、カメラ!
ピル   :おい、カメラ渡せ。

(木の下に駆け込んだピルとスジン)
スジン  :ああ、どうしよう。
ピル   :ちょっと待てよ。
(ピルが合羽を取り出す)
スジン  :あんたなんで降るって分かったの?
ピル   :言っただろ。俺には予知能力があるって。
スジン  :ところであんたのは準備してこなかったの?
ピル   :俺はなくてもいいから。お前は濡れないようにちゃんと着て。

スジン  :ピル。あんた、私に言いたいこと、
      今日最後まで言わないとダメよ。
      今言えそうにないなら、今日中に必ず言うこと。
ピル   :あ、ああ。約束する。

ピル   :おい、お前完全に濡れちまったじゃないか。

ソクテ  :おい、ジンスク、ここで何してるんだ?
      …あれピルとスジンじゃないか?
      あいつらそこで何してるんだ?
ジンスク :行かないで。
      ピルはスジンに会おうと私の電話に出なかったのよ。
      だから行かないで。


ダルス  :傘も受けない寂しい愛が
      ドアの外で泣いている。
      誰の悲しみが雨になって降るのか。
      避けても濡れる無数の雨粒。
ジョンエ :超かっこいい。それタイトルは何?
ダルス  :イ・ヘインの“傘になって”。
クギル  :イ・ヘインはシスターじゃないのか?
      シスターが何で詩を詠むんだよ?
      ジョンエが何も知らないからって大嘘つくなよ。
ジョンエ :とにかく。レベルが低いわね。
      イ・ヘインがシスターですって?イ・ヘインは歌手よ。
      そうでしょ、オッパ?
ダルス  :はあ、雨止みそうだ。行こう
      ジンスクが待ってる。
ジョンエ :私も一緒に行く。
クギル  :はん!映画撮ってるのか?
ジョンエ :気にしないで行きましょう。
ダルス  :人生は映画だ。
      さあ、ゆっくり歩いて行こうか?
ジョンエ :うん。

クギル  :ああ寒い。
(※イ・ヘインはシスターであり、詩人です笑)


ジンスク :雨が降っても雪が降っても軍隊では訓練するだろうね。
      夏は汗疹ができて冬は凍傷にかかって。
      食べたいもの食べられないし、寝たいときに寝られないし。
      ピル大変そうね。
ソクテ  :心配するな。
      あいつは運動してたから基礎体力がどれだけ丈夫か。
ジンスク :ちょっと。ピルあいつが瞬発力があるからで持久力はないわ。
      それで種目も長距離から短距離に変えたじゃない。
ソクテ  :お前はピルについて良く知ってるな。
ジンスク :そうね。
      あの役立たずな奴についてこんなに知ってるなんてね。

ジンスク :あ、夕立だったみたい。
ソクテ  :ジンスク、今のお前の気持ちも夕立みたいなものだよ。
      ピルが軍隊に言ったら暫くは会わないでいいし、会わずに生活してたらお前の気持ちも整理できるさ。
      お前が見ようとしないからで、お前の周りにピルよりいい男がどれだけ多…
ジンスク :夕立じゃないわ。
      昔からよ。ずっと前から。


~回想(高校時代)~
ジンスク :あ、おばあちゃん。
女学生1 :あれ?羅州のおばあさんまた来たのね?
女学生2 :あのおばあさん乞食みたい。
      紙さえあれば全部くれって。
女学生1 :後々金もくれっていうんじゃない?
      ちょっと、財布隠しなさいよ。

ピル   :おばあさん!
      俺が来るまで待ってればいいのに。大変なのになんで一人でこうしてるんだよ?
おばあさん:あんたが来ないかと思って行こうとしてたんだよ。
ピル   :焼却場でちょっと廃品集めてきたから遅れたんだ。
      ごめん。次はちゃんと時間守ってくるから。
おばあさん:ああ、大丈夫よ。
      しっかり縛って。


ソクテ  :なんでそんな話俺にするんだ?
ジンスク :自分を見てくれもしない人を好きなのがどれだけ辛いか知ってるから。
      あんたはそうならないようにって。


~カフェ~
スジン  :ピル、ホットコーヒー飲んで。
ピル   :ありがとう。あったかい。
      …ああ、熱々のものが身体に入ってきたからやっと生き返ったみたいだ。
スジン  :この馬鹿。
      雨具準備するなら2個準備しなさいよ、私のだけ持って来るなんて。
ピル   :スーパーに雨具買いに行ったんだけど 1個しか残ってなかったんだ。
      俺は大丈…ハックション!
スジン  :ちょっと。あんたこのままじゃ風邪ひくわ。
      私タオル貰ってくる。待ってて。
ピル   :お、おい。


~回想~
スジン  :ピル。あんた、私に言いたいこと、
      今日最後まで言わないとダメよ。


ピル   :ああ、おかしくなりそうだな。

(ピルはカメラに映像を残すことに)
ピル   :はあ、これめっちゃ緊張するな。
      スジン。お前の顔を見るとこの言葉が出て来そうにないから
      こうして映像で手紙を残すよ。
      俺、明日軍隊に行ったらもう2年間お前の顔見られないだろうし、
      これ以上延ばせないな。
      スジン。おかしなことに、お前の前では寒くても寒くないふり、痛くても痛くないふり、辛くても辛くないふりばかりしてしまうんだ。
      20年以上そうやって過ごしてたから、お前の前で正直になる方法が分からなくなってしまったみたいだ。
      でも、23年かかってお前に正直になろうって。
      俺、お前が好きだ。
      お前にまともな告白もできない俺だけど、これだけは覚えておいてくれ。
      日記帳にも、写真の中にも記録できない大切な思い出のこと。
      お前の過去と俺の未来が繋がっていることを。
      今は大変だけど、お前と共にする未来のために、俺が今日を駆けることができるということを。
      お前の側でいつもお前を見守って、感謝する。
      永遠にお前を守って、お前の側にいる俺を覚えていて。
      今お前の気持ちが、俺の気持ちと同じかは分からないけど、
      俺は2年後も今みたい変わらず、同じであるはずだ。
      お前が、すごく好きだ。
      …いや、愛してる。

スジン  :ピル、タオル。
ピル   :ああ、ありがとう。
スジン  :早く拭いて。大丈夫?
ピル   :おお。大丈夫。
スジン  :スクのフードトラックはうまくいったかな?
      手伝うこともできなくて。スクに申し訳ないわ。
ピル   :心配するな。俺がジンスクに謝るから。
スジン  :あんただけでもスク手伝いなさいよって。
ピル   :…あ、スジン。後でカメラちゃんと持って帰れよ。分かったな?
スジン  :カメラ?突然なんで?故障したの?
ピル   :俺がこのカメラに、い、いや、あとで話す。
      今言ったら面白くないから。
スジン  :何よ。
      ねえ、送別会遅れる。早く行こう。
ピル   :あ、ああ。
スジン  :よいしょ。早く来て。

スジン  :あ、熱い
ピル   :ゆっくり行けよ、コーヒーこぼすぞ。

(ジェヒョン、ヨンジュとすれ違う)
ピル   :あれ薬剤師の野郎じゃないか?
スジン  :早く来て!
ピル   :違うか?


~ボンボンポップ~
全員   :乾杯!


♪キム・ミヌ / 入営列車の中で
♪ぎこちなくなった短髪を見せたくなくて~
ピル   :お、おい。この歌誰がリクエストしたんだ?
ジョンエ :私よ私、ジョンエ。
      あんたのための私からの最後のプレゼント。
      どう?気に入った?ピル。
ピル   :おい、今すぐ消せって言いにいけ。
      これ前奏聴くだけで泣きそうになるから。
ジョンエ :だと思って、あんたの涙を止めるためのサプライズなプレゼントを用意したわ。
      はい、受け取って。
ピル   :これ何だ?
ジョンエ :あんたがこの写真を棚に貼っておけば、2年間の軍隊生活がすっごく楽になるわ。
      きっと古参達もあんたを可愛がってくれるはずよ。
※관물대…陸軍用語。軍隊で所持品を保管するために置いてある棚のこと。
(ピルがポイと投げ捨てると、クギルがそれを取って懐にしまう)
スジン  :私も写真準備したんだけど。
      私たちの思い出がつまった写真よ。
      行って憂鬱なときや寂しいときに見て。
      面白い写真たくさんあるから。
ピル   :わ、ありがとう。大事にする。
ジンスク :はい。100%純綿パンツ。
      それ履いたら汗疹できないんだって。
ピル   :おい、お前は俺のサイズどうやって分かって…侮れない
ジンスク :見たら分かるでしょ。
ピル   :ありがとう。
クギル  :これだけはやらないでおこうと思ったけど。
      俺の軍生活を共にしたジャケットだ。受け取れ!
      不寝番のとき必ず着こめよ。冬は寒いぞ~。
※불침번…不寝番。軍隊で、22時~朝の6時まで交代で行う夜間の当番
ピル   :ヒョンが持ってろよ。
クギル  :弟よ、高いものじゃないから受け取れ。俺の気持ちだ。
ダルス  :はあ、ピル俺はな、肌をえぐられる寒さより寂しいのはお前の感性を失うことだと考えた。
      はい、“杭”。精読しろ。
※杭…イ・ヨミョンの詩集。詩人の人生を生きながら見て感じて考えたことを率直に告白した詩が収録されている(KYOBO文庫より)
ピル   :ああ。俺が軍隊行ってる間に、俺の大切さを感じてくれよな。
      …おい、ジンスク、一杯やろうぜ。
ジンスク :あんたは一日中顔も見せないで。
      どこ行ってきたのよ。
ピルあ、ああ。俺昨日腹の調子が悪くて一日中トイレにいたよ。
      これが入隊前のストレスかな?
ジンスク :スジン、あんたは?
      写真上手く撮った?
スジン  :え?うん。
ダルス  :そうだ。写真見せてくれよ。
      公募展当選するかどうか見てやる。
      俺ミザンセーヌに強いじゃないか。
※미장센…ミザンセーヌ、演出のこと
ジョンエ :そうね。私も見たい。写真見せてよ、スジン。
スジン  :いや、それが…
ピル   :おい、お前達が写真見たからって分かるのか?
      後で公募展に当選したらそのとき見ろよ。
スジン  :そうね、私が上手く撮れたやつだけ選んで見せてあげる。
ピル   :そうだよ。
クギル  :ところで、このタイミングで真実ゲームやろうか?
ジョンエ :いいわね。やろうやろう。面白そう。
      ここでもお互い好きな人がいるのに
      言えない人がいるかもしれないじゃない。

ピル   :おい、何が真実ゲームだよ。
      そんなのむやみやたらとやったら色んな人の人生めちゃくちゃになるんだぞ。
      友情とかそういうのも一度で吹っ飛んじまう。
      やめろ、やるな。やるなよ。
      酒でも飲みな。
      乾杯、乾杯。


~回想~
(うなだれるピル)
ジンスク :この国であんた一人が軍隊に行くみたいね。
      変わり者は大変ね。
ピル   :俺このまま軍隊に行けない。
      まだできてないことが残ってるんだ。
ジンスク :どのみちあんたはしたことよりできないことの方が多いわ。
      未練は捨てて行きなさい。
ピル   :ジンスク、俺スジンに2年だけ待ってくれっていったら、
      俺をおかしな奴だと思うよな?
      ああ、俺まだスジンに告白もできてないのに、
      軍隊に行く前に言わなきゃいけないのに。
      “お前が好き”、たったの、なんでたったの5文字が出て来ないんだよ。
※実際は“나 너 좋아해”の5文字、“俺、お前が好きだ”と言っています

ジンスク :そうね。私もその5文字が出てこないわ。
      あんたに。


スジン  :今日は終わろうとしてるのに、
      ピルは一体いつ言うっていうの。
ジンスク :おーい、カン!
スジン  :あれ?
      先に行ったんじゃなかったの?
      いないから一人で出て来たのに。
ジンスク :ちょっとトイレに行ってたの。
      私達今日は早めの解散ね。
スジン  :そうね
ジンスク :ねえ、久しぶりに私達二人でカフェ行こうか?

~カフェ~
スジン  :久しぶりね。
      あんたと二人でこうしてコーヒー飲むの。
      いっつもファミリーたちとわいわいしてたけど。
      デートすると良いわね。
ジンスク :そうね。風も涼しいし。
      …今日は何の写真撮ってきたの?
スジン  :うん?
      うーん…まあ、あれこれ。
ジンスク :ピルも本当に明日行くのね。
      あいつが行ったら町がすっごく静かになりそう。
スジン  :そうね。うるさい奴。
ジンスク :…スジン。
スジン  :うん?
ジンスク :何でもない。
スジン  :何よ、話があるんじゃないの?
      雰囲気作っておいてさ。
ジンスク :そんなのないわ。
      ただ見ただけ、私のベストフレンドの顔。
スジン  :違うでしょ、何か話ありそうなのに。何よ?
ジンスク :綺麗ね。
スジン  :まったく。

(スジンの電話が鳴る)
スジン母 :カン・スジン!
      あんたどこなの!何時だと思って。
      早く帰ってきなさい!
スジン  :母さん、家の前よ。うん、帰る。

スジン  :大変、帰らないと。母さん大騒ぎだわ。行こう。
ジンスク :先に帰って。私もう少ししてから帰るわ。
スジン  :大丈夫?
ジンスク :うん。
スジン  :そしたら先に行くね。電話して。ごめん。
ジンスク :気を付けてね。
(ジンスクがスジンの置き忘れたカメラに気付く)


スジン  :ピルあいつ、最後まで言わないで軍隊行くのかしら。
(着信音)
スジン  :ああ、ピル。
ピル   :電気点いてるし家に着いたみたいだな。
      一緒に帰ればいいのに、なんで一人で帰ったんだよ。
      さっき居酒屋の前で探したじゃないか。
スジン  :ああ、疲れて先に帰ったの。
ピル   :今日、俺がお前に言いたかったこと、カメラに残しておいた。
      確認してみて。
スジン  :カメラ?うん、分かった。

スジン  :ああ、どうしよう。カメラ置いてきたみたい。
      ほんとバカ。


~ボンボンポップ~
スジン  :あの、すみません、
      さっきあっちでお酒飲んでたんですけど、
      私カメラを置いてきたみたいなんです。
      もしかして見ませんでしたか?
ミジャ  :さあ…見てないけど…
スジン  :落し物でも届いてないですか?
      トイレとか他の場所で見つかるかもしれないですよね。
ミジャ  :いえ、カメラはありませんでした。
スジン  :そうですか…ここだと思うんだけど…


(ジンスクはスジンのカメラの中に映像があるのを見つける)
ジンスク :ん?これ何だろう?

ピル   :はあ、わーこれ、めっちゃ緊張するな。
      スジン。お前の顔を見るとこの言葉が出て来そうにないから
      こうして映像で手紙を残すよ。
ピル   :お前が、すごく好きだ。
      …いや、愛してる。

ジンスク :!!


~ピルの部屋~
ピル   :そろそろ映像見たはずなのになんで返事がないんだ?
      もしかして拒絶の意味か?
      ああ、ダメだ。
      23年かかった告白なのに水の泡にするわけにはいかない。
      (スジンの部屋に向かって)おいスジン、カン・スジン!
      今部屋にいるか?
      …何だ、家にいないのか?
      はあ、時間ないのに。

(外に出るピル)
ピル   :ああ、どこに行ったんだろう。
      あいつこの夜更けにどこ行ったんだよ。

ピル   :あ、ジンスク。
      お前いくら顔が怖いからってむやみに歩き回ったらダメだ。
      最近世の中がどれだけ恐ろしいか。
※直訳:顔が武器、ここでは日本語の「美しい顔が武器」のような意味ではなく、
言葉のまま顔が武器、つまり顔が怖い、可愛くないと言う意味で使用しています。
仲良し同士でよく使う言葉です。

ジンスク :そういうあんたはなんで外に出てるわけ?
ピル   :スジンと話しようと思ったんだけど家にいないんだ。
      あいつはこの時間にどこに行ったんだか。
      お前もスジンに会いに来たのか?
ジンスク :いや、私あんたに会いにきたの。
ピル   :おお~ジンスク。
      お前オッパが軍隊行くからそわそわして顔見に来たんだな。
      大丈夫だ、このオッパは必ず無事に転役することになってるから。
ジンスク :ピル。
      あんたにとって私は何?
ピル   :おい。質問が意味深だな?
      お前は俺にとって友達だろ。
      俺のまじで楽な友達。
ジンスク :私はあんたが私を楽に思うのが嫌なの。
      私を気まずいと思ってほしい。
ピル   :突然本当に気まずくなろうとするじゃないか。
      何だ、何だよ、一体どういうことだ?
ジンスク :ピル。私、あんたが…
(着信音)
ピル   :ちょっと待って。

ピル   :もしもし?
      おいスジンお前どこなんだよ?
      …ああ、分かった。
      そこから動かないで待ってろよ。

ピル   :ごめんジンスク、今度話そう。
ジンスク :ちょ、ちょっと!


~ベンチ~
(ピルがスジンを見つける)
ピル   :俺の告白映像見たのか?
      でもあの表情はなんだ?
      とりあえず何でもないように、自然に。

ピル   :スジン!
      おい、この時間にどこに行ってたんだ?
スジン  :え?ああ、さっき私達が行ったポップ屋に。
ピル   :なんでそこに?
スジン  :実は…カメラをあそこに置いてきたみたいなんだけど。
      行ったらなかったの。
ピル   :じゃあ俺が残した映像見れてないのか?
スジン  :うん、ごめん。
ピル   :あ、いや、それが問題なんじゃなくて、
      あれに大事な写真が全部入ってるのにどうするんだよ。
      お前公募展の写真のバックアップもとれてなかったんじゃないのか?
スジン  :今は写真より、あんたが私に残した映像の方が大事よ。
ピル   :え?
スジン  :…あんた、私に残した映像で何て言ったの?
ピル   :あ…そうだな、俺が直接話すよ。
      …スジン、俺。…俺。
      …ちょっと待って。
      スジン。俺、俺さ、
スジン  :私あんたが好き。ピル。
ピル   :…え?スジン?
スジン  :あんたはどう?
      あんたは私にどういう気持ちなの?

ピル   :そうだ、もう言える。
      いや、言わないといけない。

ピル   :うん、スジン、俺もお前が好…

(ピルの身体が消えかかる)

ピル   :俺まだ全部言えてないんだよ。
      おい、1秒、1秒だけ、頼む。

(ピルが消えてしまう)

スジン  :え?
      ピル?ピル?ねえピル!
      何?何なの?
      ねえ、ピル!


(ジンスクが置いて行ったスジンのカメラをジェヒョンが発見)


ジンスク :いつか言えるはず。
      私があんたをどれだけ好きなのか。


スジン  :私はとうとうピルの告白を聞くことはできなかった。
      私がピルの告白を聞きたかったのは、
      ピルの気持ちを疑っているわけじゃなくて、
      確信を持ちたかったからだ。
      2年後に戻ってくるピルは、かなり変わっているだろう。
      そしてもしかしたら、私はもっと変わってるかもしれない。
      そのとき私達は、どんな姿で会って、どんな話をするだろうか?


ジェヒョン:あの。
      もしかしてこのカメラの持ち主じゃないですか?
スジン  :え?



エピローグ
ゲシュタポ:他の人は行きたくても行けない名門大学に
      どうしてお前は行こうとしないんだ?
ジンスク :それは…

(ピルがジンスクに封筒を渡す)
ジンスク :何よこれ?
ピル   :俺、宝くじ当たったんだ。
      こういう金は早く使わないといけないっていうけど
      俺使うところないや。
ジンスク :良いわよ。持って行って。
ピル   :俺も名門大出た友達がいるって自慢させてくれよ。
      ただ奨学金後援受けたと思え。
      …おい。ただでやるんじゃないぞ。
      もし俺が後々ニートになったら、1万ウォン、2万ウォンずつ小遣いでもくれよ。
      俺この人生が上手くいく見込みなさそうだ。
      だからって俺がまじでニートになったからって無視したらしばくからな。

コーチ  :こいつ。高3だって奴がこの大事な時期に大学生だって嘘ついてバイトなんかやりおって。
      そんなんでいいのか?
      引越センターに捧げる力で運動場周ってればウサイン・ボルトを超えてたわ。
※直訳:(ウサイン・ボルトの)頬を叩く。顔負けする、超える、劣らないという意味で使用します。
      おい、ボン・ピル。正直に言え。
      金稼いでどこに使おうとしてたんだ?
ピル   :ちょっと使うところがあったんです。
コーチ  :ああ、ナイスの運動靴買って、フェイスオフのジャンパーとか
      そういうの買って着ようとなさったんですね?
※ナイキやノースフェイスのこと、広告になってしまうためパロディ化?しています笑
ピル   :違いますよ。
コーチ  :何が違うんだよ。顔に書いてあるのに。
      本当に違うのか?
ピル   :はい。本当に違うんですって。
コーチ  :まさか、お父さん失業されたのか?
ピル   :わー、先生まじで気になってるみたいだな。
コーチ  :ああ。まじで気になる。
      おい、正直に言ってみろ、男らしく。誰にも言わないから。
      俺にだけ話してみろ。
ピル   :それは……………秘密。


8話予告

スジン(ユイ)がジェヒョン(チャン・ミグァン)のプロポーズを受ける日。
自分に冷たく接するだけのスジンの態度に落胆したピル(キム・ジェジュン)は、ジンスク(チョン・ヘソン)と酒を飲み、ジンスクの屋根部屋で眠りにつく。
ジンスクはピルに自分の気持ちを告白し、ピルはスジンとの関係を妨害したのがジンスクだったことを知るが...

◆リンクしていただくのはOKですが、コピペやキャプチャでの転載・引用はご遠慮お願いします◆

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